Real Estate Co: AI音声エージェントでリード転換率30%向上、コストを55%削減
- Ryosuke Murai
- Feb 18
- 3 min read
Updated: Feb 20
不動産仲介のように問い合わせが多い業界でも、AIを使えばリード対応や初期フォローを自動化して大きな成果を狙える。今回紹介する大手不動産ブローカー(200名超のエージェントが在籍)は、AI音声エージェントを導入し、リード転換率を30%引き上げ、運用コストを55%削減。さらに多言語対応(13言語)によって新たな市場を開拓し、売上増に直結した。

アメリカを中心に多数の都市や郊外をカバーするこの不動産会社は、日々膨大な物件問い合わせを受けていた。人間のエージェントだけでは時間帯のギャップや言語の壁に対応しきれず、機会損失が発生していた。そこで、電話やフォローアップをAIに任せることで“24時間・多言語”の対応を実現しようと決断した。
リード転換率30%向上
コスト55%削減(AIが対応の大部分を担うため人件費が抑えられた)
エージェントの生産性60%アップ(反復タスクがAIに任され、営業に集中が可能に)
13言語サポートにより新規顧客25%増
顧客満足度35%向上(応答が早く、どの時間帯でも対応になったため)
同社が導入したのはSupafunnelのAI音声エージェント。顧客の電話・問い合わせを音声通話で受け、物件情報を自動で提供したり、興味の度合いを判断してアポイントまで設定する
24時間運用で、深夜でも即時対応
13言語に対応し、海外や多言語圏の顧客を取りこぼさない
人間味のある音声を実現する自然言語処理で、ロボット感を減らす
柔軟な連携で既存のCRMや予約システムに接続し、工数を減らす
(1) リアルタイムフォローで“機会損失ゼロ”に近づく
従来は忙しい時間帯や営業時間外に入った問い合わせが放置され、リードが逃げていた。AIエージェントなら即応答し、候補顧客を離脱させずスムーズに次ステップへ繋げる
(2) 多言語対応で市場を拡張
英語だけでなく13言語をサポートしたことで、外国語圏のクライアントからの問い合わせも高確率で商談化。売上アップに直結し、25%の新顧客を開拓できた
小規模でも“24時間対応”が実現可能
無人の深夜帯や土日祝でもAIが電話を受けてくれるため、中小企業でも大手に負けないサービス提供が可能
繰り返し業務の自動化で人員を活かす
新規問い合わせや基本情報の説明などをAIに任せ、スタッフは交渉や複雑な問い合わせへ注力することで、全体の生産性を上げられる
多言語サポートで客層拡大
海外対応はハードルが高いように思えるが、AIなら言語ごとの人材採用を最小限に抑えながら、多国籍マーケットにアプローチが可能
この不動産ブローカーは、AI音声エージェントの導入で“いつでも対応・多言語サポート”という強力な武器を手に入れ、コストを半減しながらリード転換率を30%引き上げた。日本の中小企業でも“繰り返しの問い合わせ対応をAIに任せる”仕組みを取り入れれば、限られたリソースをコア業務に集中できるだろう。
Quest AIでは、こうした海外事例のノウハウをもとに、小規模組織でもAIをスムーズに導入する支援を行っている。顧客対応を自動化し、売上拡大とコスト削減を同時に狙ってみてはどうだろう
【補足:Supafunnelとは?】 Supafunnelは主に音声通話を中心としたAIソリューションを提供する企業。電話やチャットを自動化し、営業チームやカスタマーサポートの負荷を大幅に削減する。多言語対応やCRM連携が特徴で、24時間・世界規模のリード獲得をサポートするプラットフォームとして注目を集めている
Comments